日本歯科大学創立100周年記念美術展」成功裡に終わる
去る11月3日(金.祝)・4日(土)の2日間、秋晴れの中、富士見祭が催され、真新しい
100周年記念館6F展示室に於いて、「日本歯科大学創立100周年記念美術展」が盛大に開催
された。
 大学OB、学内校友会とその家族、美術部学生、総勢59名の出品者により、104点もの
作品が一堂に展示された。大会議室が狭く感じられる程、100号の大作や見る者を圧倒する精緻な16体の仏像、またフレッシュな感覚の学生たちの作品の数々。中原実元学長のリトグラフを始め、絵画が中心となり、他に陶芸・ガラス工芸・木製のお面、手描き友禅等々、個性的で素晴らしい作品が訪れる者を楽しませた。
 約1年前より田中秀明理事を中心として、今展覧会の準備が始まり、7回の小部会を開き
壁に貼付けの出来ない、展示設備のない会議室にどう展示をするのか、出品者の募集法や要項について、綿密な打ち合せを重ねて来た。準備委員会を紹介すると、学内校友会より
荻原和彦先生(学内校友会と家族の取りまとめ)、広田文男先生(展示方法の考案とポスター・ハガキ・題名の作成)、美術部OB会より藤井仁貴先生、近藤達善先生(両、展示担当)
須田千郷先生(懇親会担当)、鵜殿りえ先生(目録担当)、間下(出品要領・搬入出担当)。
美術部顧問・中原リザ子先生(大学との連絡等担当)、前美術部長・須田麻さん、前副部長・
中田智之さん。現美術部長・若林絹子さん、副部長・清水慈子さんで構成された。
 前日11月2日(木)午前より搬入。展示等準備を遅くまで行った。
 11月3日(金)中原泉学長をはじめ、校友会理事の方々の視察があり、午後4時より展示室で光安会長より出品者にディプロマと記念品の贈呈が行われた。引き続き、会場をエドモンドホテル宴会場「春琴」に移して、懇親パーティが行われた。
 出席者56名でなごやかに間下の司会進行の下、開会の辞を広田先生、光安先生の挨拶に始まり、美術部のOB会会長・犬飼茂久先生、学内校友会荻原先生、美術部顧問・中原先生、
美術部長・若林さんの挨拶が続いた。今回出品者の最年長である石井良雄先生(37回)によって高らかに乾杯の音頭を取られ、会食に移ると賑やかに談笑の渦が絶えなかった。途中、田中理事より委員紹介と藤井先生のお話、全日本歯科美術連盟の早川義重委員長(39回)入会へのお誘いの話があり、最後に出品者全員で記念撮影。須田先生の閉会の辞と、
二次会(美術部OB総会を兼ねる)の紹介がされ、懇親会の幕を閉じた。出席者の大部分はホテル近くの二次会場へ向い、楽しい夜になった事は言うまでもない。
 中原リザ子先生はじめ、出品者の多くが、このように立派な展覧会を一度きりで終わらせるのは、あまりに残念だとの声がしきりであった。来場者からも同様の声が聞かれた。
近年中に第2回目の開催の実現を願ってやまない。
                        (67回 間下政子 報告)